中学校の数学の問題が面白いほど解けるようになる魔法の言葉①
今日は「 中学校の数学の問題が面白いほど解けるようになる魔法の言葉」について話をしたいと思います。
今日ももちろん生徒さんとのやりとりから。
僕「○○さん、今回のテスト範囲は“二次関数の文章題”やね。
じゃあ、やるか~!」
生徒さん「文章題嫌い~。」
僕「やる前から嫌いって言っとるがな~。
まだ問題解いてないんですけど~。」
生徒さん「だって嫌いなんだもん。」
僕「嫌いでもいいけど、嫌いって思いながら問題を解いてもたぶん解けないよ。
ていうより、“無理~”って言って問題を解かないんじゃないかな。」
生徒さん「たぶんそうですね。」
僕「“嫌い”っていう気持ちは今は置いておいて、問題をやってみよう!
問題が終わったらいくらでも文句を言ったらいいよ。」
生徒さん「分かりました。
後で思いっきり文句を言います♪」
僕「じゃあ、問題をやってみよう!
一番の問題をやってみて。」
生徒さんが問題を読み始めて数秒後。
生徒さん「分からん!
難しいわこの問題!
無理!」
僕「わ~、いっぱい素敵な言葉が出てきたね♪
でも、“無理!”っていうの早すぎない?
問題を読み始めて5秒ぐらいやったで。
ほんとに読んでみて、考えてみて、“分からん”って思った?」
生徒さん「見た瞬間“無理”って思いました。」
僕「そうやね。
見た瞬間に思ったよね。
てことは“無理”じゃなくて、“無理ってことにしとこう”って感じやね。」
生徒さん「そうですね。」
僕「今までいろんな生徒さんを見てきたけど、問題を見た瞬間に“無理”って言う人がすごい多いね。
なんかもう、問題文を読み始める前から“無理!”っていう言葉が近づいてきてんのよ。
で、問題文を読んだ瞬間、その言葉を捕まえて、“無理!”って思っちゃう。
問題文を読み始めるのと“無理!”って思うのがほぼ同時。
で、“無理!”と思ってるから、その状態で問題文を読んでも、問題文を目で追ってるだけで、全然読む気なし。
それで、“もう分からんって言っておこう”みたいになっちゃうんよ。」
生徒さん「そうですね。
問題文をほとんど読んでないですね。」
僕「これはもう癖になってるんよ。
“長い文章の問題があったら、もう無理”
“証明しなさいって書いてあったらもう無理”
“文字がいっぱい出てきたらもう無理”
だからこの癖を変えないと、問題を解かなくなっちゃう。
“問題が解けない”んじゃなくて、“問題を解けないことにしておこう”になっちゃう。
でも大丈夫!
この癖を変えて、問題が面白いほど解ける魔法の言葉があるんよ。」
生徒さん「そんな言葉があるんですか?」
僕「あるよ、知りたい?」
生徒さん「知りたいです。」
僕「じゃあ教えてあげよう!
その言葉とは・・・
“なるほど~”
これだけ。」
生徒さん「これだけですか?」
僕「そう。
問題文を見たときの癖を変えるだけなら、この言葉だけで十分。
この“なるほど~”を問題文を読み始めた瞬間とか、問題文を読んでる時に言ってみるんよ。
ちょっと問題文を読みながら、“なるほど~”って言ってみて。」
生徒さん「“なるほど~”」
僕「“なるほど~”って言いながら問題文を読むとどんな感じがする?」
生徒さん「解き方は分からないですけど、問題文に書いてあることを読もうとしますね。」
僕「そうやね。
“なるほど~”って言うと面白いことが起こるんよ。
頭が“なるほど~って言ってるってことは、何かが分かってるんやろな”と勘違いして、“分かっていること”を探し始めるんよ。
で、“問題文に書いてあることを分かっているんだな”って思って、問題文を理解しようとする。
だから、○○さんが問題文を読もうとするんよ。」
生徒さん「そうなんですか。」
僕「そうなんよ。
だから、逆に“無理!”て言ったら、頭は“無理って言ってるってことは全く分からないってことだな”と勘違いをして、“分からないなら読まなくていいよね”と思って、○○さんは問題文を読まなくなるんよ。
だから、“問題文を見たときに言う最初の言葉”ってめちゃめちゃ大事なんよ。
この言葉で解けるかどうかも決まっちゃうぐらい。
だから、まずは問題文を読んだときに“なるほど~”って言う癖をつけよう。
それができるようになったら、今度は“実際に問題が面白いほど解けるようになる魔法の言葉”を伝授しよう!」
生徒さん「そんな言葉があるんですか?」
僕「あるよ、知りたい?」
生徒さん「知りたいです!」
僕「じゃあ、次回伝授するね♪」
生徒さん「はい!」
“問題文を見た時に最初に出てくる言葉”って、“そのあとに問題を解くかどうか・解けるかどうか”にすごい影響するんです。
“無理!”と言った瞬間に“できない・解けない・分からない”というゴールに向かって進み始めるんです。
“なるほど~”といった瞬間に“分かる・理解できる・解ける”というゴールに向かって進み始めるんです。
“今の状況に対して使っている言葉”がこれから進んでいくゴールを決めるんです。
なので、今日はこの質問。
あなたは今の状況に対してどんな言葉を使いますか?