中学校の数学の問題を解いた時に大切にしておきたいこと
今日は数学の問題を解いた後に、大切にしておきたいことについて話をしたいと思います。
塾の生徒さんとの会話の中でこんな話が出てきました。
生徒さん「問題が解けました。
これで合ってますか?」
僕「合ってると思う?」
生徒さん「たぶん・・・」
僕「たぶん?
自信はないの?」
生徒さん「合ってると思います。」
僕「じゃあ、合ってるんじゃない。」
生徒さん「えっ、合ってるんですか?」
僕「○○さんが合ってるって言ってるんだから、合ってるんでしょ。」
生徒さん「でも一応確認して欲しいです。」
僕「じゃあ、一つ質問。
○○さんは今、その問題を解き終わった時、納得した感じはあった?
それとも、どこか納得していない感じ・あやしい感じがあった?」
生徒さん「納得した感じがありました。」
僕「その納得した感じが大切なのよ。
昔から勉強を教えている時に、よく質問されたわ。
“これで合ってますか?”
でもその質問をされた時は、今みたいに“合ってると思う?”と逆に質問するんよ。
なんでこんな質問をするかというと、“合ってますか?”という質問をした時にどんな感覚を持っているのかを知りたいからなのよ。
“何か分からんけど、とりあえず聞いとこ”
“自分では答えを出すまでの流れはしっかり理解できているけど、他にも考え方があるかもしれないから、聞いておこう”
“答えは合ってると思うんだけど、答えまでの流れが自分の中で納得できていないから、聞こう”
どの感覚からその質問をしたのか?
それを大切にして欲しい。
数学が本当に分かってくると、“合ってますか?”という質問が全く出てこなくなるよ。
だって、自分で今どうやって解いたかがはっきり自覚できてくるから、納得がいっている時は確認する必要がない。
解答の流れがつかめていないときは、“ここまでは分かっているんですけど、この先がどういう考えをすればよいかが見えません”みたいな質問になってくると思うよ。
数学って、なんか分からんけど答えがでてしまうことが多いから、本当に自分が納得しているかがとても大切なんよ。
だから、答えが合っているかよりも、“自分の解いた解き方に納得しているか”を意識してやっていくと、数学がものすごいできるようになるよ。」
生徒さん「分かりました。
自分が納得しているかをいつも気にしながらやっていきます!」
数学って問題文に出てきた数字を使えば、何かしらの答えが出るので、出来たような気がするんです。
でも、どうやってその答えを出したのかがさっぱり分かっていないことが多いです。
だから、「この問題はこうだから、こうやって解いた」と自分の中で納得することが大切なんです。
これが習慣になってくると、今自分が何をやっているかをいつも自覚することができるようになります。
そうすると、意識が自分に向くようになって、「自分が何をしたいか」「どんなやり方でやると面白いかな」ということに気づけるようになってくるので、学校生活が楽しくなってきます。
「なんとなく」「やらないといけない」と受身になっていた学校生活が、「自分がこうしたいから」「今日習ったここができるようになりたいから勉強をしている」というように主体的に学校生活を送れるようになると思います。
なので、数学の問題を解いた後は自分にこの質問をしてみてください。
自分が解いた解き方に納得している?
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