お母さん!今勉強できるかじゃなくて、なが~い目で見てあげてね♪

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今日は「お母さん!今勉強できるかじゃなくて、なが~い目で見てあげてね♪」ということについて話をしたいと思います。

今日はしんごくんのお母さんが“ワクワク先生”に相談しています。

母「 ワクワク先生。」

ワクワク先生「なんじゃ。」

母「うちのしんごは今小学校4年生なんですけど、漢字が苦手で全然漢字が覚えられないんです。
どうしたらいいですか?」

ワクワク先生「どうもせんでいいじゃろ。」

母「いいんですか?」

ワクワク先生「何が気になるんじゃ?」

母「小学校4年生で習う漢字を4年生の間に覚えておかないといけないんじゃないかな~と思うんですけど。」

ワクワク先生「しんごのお母さんは今何才じゃ?」

母「40才です。」

ワクワク先生「“ゆううつ”を漢字で書けるか?」

母「いいえ、書けないです。」

ワクワク先生「“憂鬱”は“40才までに覚えておかなくてはいけない漢字100”のうちの一つじゃぞ。」

母「えっ?
そうなんですか?」

ワクワク先生「ウソじゃ、そんなもんないわい。」

母「そうですよね。」

ワクワク先生「それと同じじゃ。
小学校4年生で習う漢字は“小学4年生の時に習う”だけで、“小学4年生で覚えないといけない”わけではないじゃろ。
勝手にみんなが“4年生の間に覚えないといけない”と思いこんでいるだけじゃよ。

ま~、20才ぐらいまでに覚えればいいんじゃないかのう。」

母「20才ですか?」

ワクワク先生「4年生に習う漢字を4年生の間に絶対に覚えないといけないと思うと、余裕がなくなるじゃろ。
しかも、覚えていないとなんか自分がダメな気がしてくる。
それで、本人も“自分は漢字が苦手なんだな~”と思って、お母さんも“うちの子は漢字が苦手なんだ”と思って、重~い空気になってくるんじゃよ。」

母「確かにそうですね。
しんごはあまり気にしていないかもしれませんけど、私のほうが気になっていますね。
どうしたら余裕を持てるようになりますか?」

ワクワク先生「期間を延長して、なが~い目で見てやるんじゃ。
しかも、しんごのことだけじゃなくて、しんごのお母さん自身のこともじゃ。」

母「わたし自身のこともですか?」

ワクワク先生「そうじゃ。
さっき“憂鬱”という漢字を書けないと言っていたが、それをこんな感じで思っておくんんじゃ。

40才の今のわたしは憂鬱という漢字を書けていないな~。
ま~でも、あと3回生まれ変わるまでには書けるようになっているでしょう♪
もし3回生まれ変わっても憂鬱を書けていなかったら、その時は自分のことを“わたし3回も生まれ変わっているのにまだ憂鬱を覚えてないやん。わたしって本当にダメやわ~”って思いっきり責めてやろう!
でも生まれ変わったらそんなこと覚えているかな~?
ま~いいや、もし覚えていたらめちゃくちゃ責めてやろう!!

こんな感じじゃ。

真面目にやるんじゃないぞ。
遊び感覚で楽しんでやるんじゃぞ♪」

母「面白いですね。
3回生まれ変わるまでに書ければいいんだったら、今書けなくても全然OKですよね。」

ワクワク先生「そうじゃな。
だから、しんごにもその視点で見てやってほしいのう。

しんごが今習っている漢字も20才までには覚えるでしょう。
もし20才になっても覚えてなかったら、“あんたまだ覚えてないんか~い!次に生まれ変わった時の小学4年生までには覚えときや~!”ってツッコミを入れてやろう!!

こんな感じに思っていたら面白いかもしれんのう。
今4年生の漢字を全部覚えてしまったら、20才の時にツッコミを入れられなくなってしまうのう。
ツッコミを入れたいから逆に、“今はまだ覚えなくていいよ~。ゆ~っくり覚えてね。そして20才の時にわたしにツッコミを入れさせてね~”と思うようになるかもしれんな♪」

母「いいですね。
そうなったら漢字を覚えてない方が面白くなってきますね♪
しんごが今漢字を覚えていないことに対して、すごい余裕が出てきますね。
なんか楽しみになってきました。
やってみます!」

ワクワク先生「いいの~♪
言い忘れておったが、ツッコミを入れることはしんごには伝えるんじゃないぞ~。
しんごのお母さんがひとりでこっそりと楽しむんじゃぞ~♪」

母「は~い、分かりました。
ひとりで“ムフフ”と思いながら楽しみま~す!!」

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