中学の数学の問題が解けるかどうかを決める公式より大事なポイント

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今日は「中学の数学の問題が解けるかどうかを決める公式より大事なポイント」について話をしたいと思います。

今日はたけしくんと“ワクワク先生”が話をしています。

たけし「 ワクワク先生。」

ワクワク先生「なんじゃ。」

たけし「数学の基本問題は解けるようになったんですけど、応用問題がなかなか解けないんです。
どうしたらいいですか?」

ワクワク先生「問題を解ききることじゃ。」

たけし「問題を解ききる?」

ワクワク先生「そうじゃ。
たけしよ、一つ質問をしてよいか?」

たけし「はい。」

ワクワク先生「たけしが応用問題を解いている時、“問題を答えも解説も見ずに、問題を解ききる”と決意しておるか?」

たけし「そんな決意はしてませんね。
“たぶん解けないだろうな~”って思ってます。」

ワクワク先生「だから解けないんじゃよ。
たけしの“解けないんじゃないかな”っていう予言が的中しているだけじゃ。
問題を解く前にすでに“問題が解けない”という結果が決まっている。

問題を解いているように見えても、実は“問題が解けない”というゴールに向かって進んでいるんじゃ。

たけし「じゃあ、どうすればいいんですか?」

ワクワク先生「“問題を自力で解ききること”をゴールにするんじゃ。
“分からなかったら答えを見て、解説を読もう”と思っていては、解けるようにはならんぞ。

“問題が解けるかどうか”は“公式を覚えているかどうか”も影響しているが、それよりもっと影響の大きいものがある。
それが“問題を解ききる”という覚悟があるかどうかなんじゃ。

“分からなかったら、答えを見る”という選択肢をなしにする。
自分で問題文を読んで、“問題文が何を言っているのか?”“問題を作った人は何をして欲しいのか?”に意識を向けて、“こうやって解くんじゃないかな”ってことをどんどん試してみる。
そうすると問題を解けるようになるんじゃ。

たけしよ、もしどうしても欲しいゲームがあって、TUTAYAに売っているか見に行くとする。
そこで売っていなかった場合、どうする?
もう買うのをあきらめるか?」

たけし「いいえ、そんなことであきらめません。
売っているお店を探します。」

ワクワク先生「そのお店にも売ってなかったらどうする?」

たけし「インターネットで売っているサイトを探します。
とにかくゲームを買えるまで探しまくります。」

ワクワク先生「それと同じなんじゃ。
ゲーム探しているたけしの中に“ゲームを買わないで諦める”という選択肢がなくて、“ゲームを買う”というゴールしかない。
だから“ゲームを買う”という現実がやってくる。

問題を解くときも“問題が解けない”という選択肢がなくて、“問題を解ききる”というゴールしかない。
だから、問題を解くためのアイデアがどんどん浮かんできて、実際に問題が解けるようになるんじゃ。

問題を読んですぐにあきらめて、答えを見てばっかりだと、“問題を読む→難しそう→諦める”という問題が解けないゴールに向かうクセがつくだけじゃ。
もちろんこればっかりをしていたら、勉強に時間がかかりすぎるからバランスも大事じゃが、“問題を自力で解ききる”という体験をすることが問題を解けるようになるためには大事なことなんじゃ。

だから問題を解く前に“問題を解ききる”のか“解けなかったら答えを見るのか”を決めるんじゃよ。
そうすれば決めたことを体験できる現実がやってくる。

“どんな現実を体験するか”という選択権は自分にあるんじゃ。
だからたけしよ、問題を解く前に毎回“どんなゴールを体験するか”をおまえが決めるんじゃぞ。」

たけし「分かりました。
“問題を解けるかどうか”は自分が決めていたんですね。
一日に一問でも“この問題は解ききる”という問題を決めて、“問題を解ききる”という体験をします!

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