勉強のやり方を考えている時点で勉強が面白くないんじゃない?

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今日は「勉強のやり方を考えている時点で勉強が面白くないんじゃない?」ということについて話をしたいと思います。

今日はたけしくんとひろしくんが話をしています。

ひろし「たけし~。」

たけし「何?」

ひろし「たけしって勉強してなさそうなのに、いつも成績が一番やん。
何でなん?」

たけし「何でって言われてもな~。
そんなに俺って勉強してなさそう?」

ひろし「だって授業中はノートをとってなくて、聞いているだけやし、ワークも毎日やっているわけじじゃないやろ?」

たけし「そうやね。」

ひろし「それやのに何でそんなにテストで点数を取れるん?」

たけし「ワークってそんなにやらんなあかんの?」

ひろし「だってワークをやって問題のパターンを覚えんと、テストで点数を取れないやろ?」

たけし「そんなことないやろ~。
パターンなんか覚えんでもその場で考えたらいいやろ。」

ひろし「その場で考えるん?」

たけし「そうやで。
だって、例えば理科の“光の性質”やったら、“光の性質がどんなものか”“光の世界ってどんな世界か”が分かってたら、テストなんか全部解けるで。
逆に、よく分かってないのにパターンを覚える方が大変やわ~。」

ひろし「どうやって勉強してるん?」

たけし「自分の部屋で一人でずっとしゃべってるんよ。
俺、じっと座ってるの苦手やねん。
問題を解いてても、同じような問題ばっかりやから飽きてくるんよ。
だから、一人で喋ってるわ。」

ひろし「何をしゃべってるん?」

たけし「なんやろな~、“どんなことを習ったか”とか“習った分野についてひと語りしてみる”とかかな~。」

ひろし「ひと語り?」

たけし「そう、例えば“光の性質”やったらこんな感じかな。

光って基本的にまっすぐ進みよるんよな。
で、ガラスとか鏡があったら、はね返って反射しよるんよ。
反射するときは、入ってきた角度とはね返っていく角度が一緒やねんな。

あと、こいつはガラスとかに斜めに入っていくときに、曲がりよる時があるねん。
これを屈折って言うんよな。
そういえば“あいつは屈折しとるわ~”とか言う時もあるけど、それは性格がひん曲がっとることを言っているんやな。

あとはそうそう。
十円玉を水に沈める実験をやったな。
水を入れる前は十円玉が見えんかったけど、水を入れたら十円玉が見えるようになったよな。
あれは光が屈折するから十円玉が浮き上がって見えるんよな。

あれは目が勘違いしとるんよな。
ほんとは光が曲がってきてるのに、まっすぐ来たと思ってるんよな。
だから、ほんとはそこに十円玉はないのに、浮き上がって見えとるんよ。
目って結構いいかげんなもんやな。
そこにないのにあると思ってるんやからな。
勘違いもいいとこやな~。

そういえば、世の中には勘違いっていっぱいあるよな。

“毎日宿題をしたり、ワークをしたら、テストで点数が取れるようになる”っていうのも勘違いやんな。
なんで学校のみんなは宿題をしたらテストで点数を取れると思ってるんかな?
宿題をしても宿題が終わるだけやのにな~。
習ったことが分かってないのにテストで点数とれるわけないやん。

他にもいろいろあるし、世の中は勘違いだらけなんやろな~。

こんな感じかな~。」

ひろし「すごいな~。
“光の世界”がめっちゃ分かってるやん。
しかも勘違いのことまで考えてるし♪
別に勘違いのことまで考えんでもいいんと違うの?」

たけし「何で~。
せっかく勘違いのことに気がついたんやから、そこから話を広げていくやろ。
”世の中にはどんな勘違いがあるんかな~?”って考えたら面白いやん。
面白いと思うことはじゃんじゃんやっとかんとな。

せっかく面白いことを思いついたんやから。

別に光の勉強をしてるからって、勘違いのことを考えたらあかんってことはないやろ。

俺はいつも自分が興味があることをやってるだけやで。
“どうやって勉強しよう”なんて全然考えてないわ。
勉強をしてるって感覚がないからな~。
遊んでる時と変わらんよ。」

ひろし「確かにそうやな。
でもたけしのやり方を聞いてたら、なんか楽しそうやし、勉強のイメージが変わったわ。
もうちょっといろいろ話を聞かせてや~。」

たけし「ええよ。
でも今日はこれぐらいにしとこうや。
今から家に帰って“妄想タイム”が待ってるからな~。
続きは明日にしよう!」

ひろし「サンキュー、楽しみにしとくわ~!!」

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