中学の地理の勉強は暗記じゃない。現地に行って住んじゃおう!!

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今日は「中学の地理の勉強は暗記じゃない。現地に行って住んじゃおう!!」ということについて話をしたいと思います。

今日はますみくんと“ワクワク先生”が話をしています。

ますみ「 ワクワク先生。」

ワクワク先生「なんじゃ。」

ますみ「中学の地理がなかなか覚えられないんです。
特に世界の地理が苦手なんです。
どうしたらいいですか?」

ワクワク先生「ますみが世界の地理を覚えている時、どんな気持ちでやっておるんじゃ?」

ますみ「俺は日本人なのになんで世界の地理なんて覚えないといけないんや。
ブラジルで焼き畑農業が行われているなんて知らんわ。
俺に関係ないし。

そんな感じです。」

ワクワク先生「だからじゃ。」

ますみ「どういうことですか?」

ワクワク先生「ますみが世界の地理を覚えられないのは、人ごとだと思っているからなんじゃ。
例えば、テレビで“北海道で殺人事件が起きて、今犯人が逃走中です。犯人の特徴は○○です”というニュースをやっていたら、ますみは犯人の特徴を覚えるか?」

ますみ「いいえ。
僕は富山に住んでいるので関係ないと思って、覚えませんね。」

ワクワク先生「じゃあ、もし“ますみの近所で殺人事件が起きて、犯人が逃走中です”という状況ならどうじゃ?」

ますみ「近くに犯人がいるかもしれないので、犯人の特徴を必死に覚えますね。」

ワクワク先生「そうじゃろ。
自分に関係のあることは覚えるけど、自分に関係のないことは覚えようとしないんじゃ。
だから、世界の地理なんてますみに関係が
ないから覚えようとしないんじゃ。」

ますみ「確かにそうかもしれませんね。
じゃあどうやったら覚えられるんですか?」

ワクワク先生「自分に関係があることにしてしまえばいいんじゃ。

ますみ「どうやってですか?」

ワクワク先生「現地に住むんじゃ。」

ますみ「現地に住む?」

ワクワク先生「そうじゃ。」

ますみ「そんなことできないじゃないですか!」

ワクワク先生「誰が本当に住めと言った!
現地に住んだつもりになって生活してみればいいんじゃ。

例えば、ブラジルの地理を覚えたかったら、ブラジルに住んでみる。
こんな感じじゃ。

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

あ~、俺ん家は本当に貧しいな~。
食料を買うお金がないから、食べ物がなかなか食べれないな~。

そうだ!
食べ物を買わなくても、自分で作ればいいんだ。
よし!今日から畑を始めるぞ。
まずはじゃがいもを植えてみよう。

<そして一年後>

いよいよ収穫の時期か~。
待ちに待ったな。
やっと食べ物に困る生活から開放されるぞ。
じゃがいもできてるかな?

えっ?まじで?
全然じゃがいもできてないやん。
うそ~ん!

一年待ったんやで。
なんでやねん。
もしかしたら土が悪いのかもしれんな。
でもこのままじゃ貧しい生活を続けないといけなくなるし、どうしよう?

そうだ!
そういえば町に行ったら、よく当たると噂の“ブラジルの母”という占い師がいるから、その人にどうすればいいか教えてもらおう。

<そして“ブラジルの母”のところに行く>

自分「聞きたいことがあるんですけど。」

ブラジルの母「なんでも聞きなさい。」

自分「畑をしたいんですけど、土が悪くて全然作物ができないんです。
どうしたらいいですか?」

ブラジルの母「分かりました、占いましょう!」

ブラジルの母は占い始めた。
コーヒー豆を鼻に詰め始め、不思議な言葉をと唱え始めた。

“コーヒーの神よ、教えてちょうだい。どうやったら作物できるの~?

ジェジェジェ、イマデショ、オモテナシ~!”

そして、“フン!”と鼻に入っていた豆を飛ばしてみせた。

ブラジルの母「でました。」

自分「どうしたらいいんですか?」

ブラジルの母「草を燃やしなさい。
そうすれば作物はできるでしょう!」

自分「でも環境に良くないじゃないですか?」

ブラジルの母「そんなことは知りません。
ブラジルの豆の神のお告げです。」

自分「分かりました。
やってみます。」

ブラジルの母に言われた通りに草を燃やし、じゃがいもを植えてみた。
すると、一年後・・・

自分「やった~!
じゃがいもができてる。
これで貧しい暮らしから開放されるぞ~!!」

しかし喜びもつかの間で一年後は全くじゃがいもはできていなかった。

自分「なんてこった!
このやり方だと、一回しか作物ができないのか。

しかもなんて環境に悪いやり方なんだ。
ブラジルのばばあの奴。
なんてやり方を教えやがったんだ。

これだと毎年場所を変えないといけないじゃないか。
ちくしょう~、下手こいた~!!」

 

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 

こんな感じじゃ。」

ますみ「すごいですね。
焼き畑農業は“ブラジルの母”の占いから生まれたんですか?」

ワクワク先生「ストーリーは何でもいいんじゃ。
面白い方がいいじゃろ。
“俺には関係ない”って思って覚えても、面白くもないし、すぐに忘れてしまうじゃろ。

現地の人になってしまえば、実際に体験できるから、覚えようとしなくても覚えてしまうんじゃ。
感情をこめて、体を使って現地の人になりきると、もっと面白いし、簡単に覚えられるようになるじゃろうな。」

ますみ「問題をいっぱい解いたり、ただ暗記するより面白いですね。
よ~し!
今日からいろんな国に行って、現地の人になっちゃうぞ~!」

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