新時代の勉強法はこれだ!公式を暗記するんじゃなくて思いついちゃえ!

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今日は「新時代の勉強法はこれだ!公式を暗記するんじゃなくて思いついちゃえ!」ということについて話をしたいと思います。

今日はともきくんが“ワクワク先生”と話をしています。

ともき「 ワクワク先生。」

ワクワク先生「なんじゃ。」

ともき「方程式が苦手なんですけど、どうしたらいいですか?」

ワクワク先生「どこが苦手なんじゃ?」

ともき「方程式の計算はできるんですけど、文章問題になると全然解けないんです。」

ワクワク先生「どうしてだと思う?」

ともき「どうしてなんですかね?
文章を見ただけで“無理”って思っちゃうんです。」

ワクワク先生「学校では先に計算の練習をして、それから文章問題をやるじゃろ。」

ともき「そうですね。」

ワクワク先生「その順番がまずいんじゃ。」

ともき「どうしてですか?」

ワクワク先生「ともきに一つ質問をするぞ。」

ともき「はい。」

ワクワク先生「どうやって方程式というものが生まれたと思う?」

ともき「そんなこと考えたこともないですね。」

ワクワク先生「だから方程式が分からなくなるんじゃよ。

方程式が生まれた経緯が分からない。
なぜ方程式が生まれたのかが分からない。
方程式を使うと何がいいのかが分からない。
方程式を思いついた人の気持ちが分からない。

計算問題ばかりをやっているから、数字を見たら解こうとするが、文章を見た瞬間、解くのをあきらめてしまう。
意味も分からず、ただの暗号のように暗記するから、やっていて面白くもないし、すぐに忘れてしまうんじゃ。」

ともき「確かにそうですね。
でも、どうやって方程式が生まれた経緯なんて分かるんですか?」

ワクワク先生「妄想することじゃ。
本当かどうかなんてどうでもいい。
方程式を思いついた人になってみて、“方程式を思いつくまでのストーリーを作ってしまえばいいんじゃ。

例えばこんな感じじゃ。

方程式というものがなかった時代に、中国人の“方”くんと“程”くんがこんな問題を解いていた。

<問題>
たけしくんは本を月曜日から金曜日まで同じページ数を読みました。そして、土曜日と日曜日はさらに50ページずつ多めに読みました。すると一週間で310ページを読みました。たけしくんは月曜日から金曜日まで何ページ読みましたか?

方「よ~し、やるか!」

程「おう!」

方「まずは月曜日が何ページになるか分からないから、とりあえず10ページあたりから試してみるか?」

程「そうだな。
もし10ページだと月曜日から金曜日の合計は50ページになって、土、日はそれぞれ60ページになるな。
ということは一週間の合計は170ページになるな。
あれっ、310ページにならないな。」

方「そうだな。
俺はほんとにせっかちだから、こんなことをちまちまやるのはめんどくさいな。
なんか上手い方法はないかな?

あっ、いい方法を思いついたぞ。」

程「いったいどんな方法だ?」

方「土曜日と日曜日はそれぞれ50ページずつ多めに読んだんだから、合計のページ数から50ページ×2の100ページを引けば、月曜日のページ×7日分のページ数が分かるな。
ということは310-100=210が7日分になるから、それを7で割った30が月曜日のページ数になるぞ。
よし、求めることができたぞ!」

程「ばっちりだな!

あっ、俺もひらめいた!!
今の方のアイデアを式にする方法を思いついたぞ。

これはどうだ。
月曜日のページ数が分からないから○にしよう。
それで今の問題を式にしたらこんな感じ。

○+○+○+○+○+(○+50)+(○+50)=310
○×7=310-50-50
○×7=210
○=210÷7=30

どうだい?」

方「すごいな、やるじゃないか~!
一つ提案があるんだけど。」

程「なんだい?」

方「この○でもいいんだけど、アルファベットを使ったほうがカッコよくない?」

程「確かにそうだな。
どのアルファベットがいいかな?」

方「俺はxがいいな。」

程「俺はmがいいな。」

方「どうする?」

程「このやり方はおまえが思いついたから、おまえの好きな文字にしよう!」

方「ありがとう。
じゃあxでいこう。
あとはこの方法に名前をつけないとな。」

程「俺たちの名前をとって、“方程式”はどうだい?」

方「いいね。
方程式にしよう。」

こうしてせっかちな中国人の方と程によって、方程式が生まれたのでした。

こんな感じじゃ。」

ともき「ほんとにそうなんですか?」

ワクワク先生「デタラメじゃ。
でもこんな感じで方程式が生まれたかもしれんぞ。
これで“方程式が生まれた経緯”“方程式を思いついた人の気持ち”が分かったな。

どうじゃ。
ただ意味も分からず暗記するより、ストーリーがあった方がいいじゃろ。」

ともき「そうですね。
なんか“こうやって方程式が生まれたのか”と思うと、方程式が身近に感じられて、方程式に対するイメージが変わりますね。

方程式を使わなくても答えは出るんだ。
方程式を使えば早く答えが出るだけなんだな。
地道にやるのがめんどくさくて、せっかちな人には方程式がオススメなんだな。
xはカッコいいから決まったんだ♪

なんか方程式って難しいものだと思ってましたが、そんなことないんですね。」

ワクワク先生「そうじゃな。
意味も分からず暗記するから難しく感じるんじゃよ。
今までは効率をよくするため“必要なところだけ暗記する勉強法”が流行っておったが、これからは“公式ができるまでのストーリーを想像して、公式を思いついた人になっちゃう勉強法”が流行るかもしれんな。

これが新時代の勉強法じゃな。」

ともき「そうですね。
そうなったら面白いですね。
よ~し、これから新時代の勉強法でやるぞ!
楽しみになってきた~♪」

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