いっぱい問題を解くという勉強のやり方だとテストの点数が上がらない?
今日は「いっぱい問題を解くという勉強のやり方だとテストの点数が上がらない?」ということについて話をしたいと思います。
今日はひかるくんと“ワクワク先生”が話をしています。
ひかる「 ワクワク先生。」
ワクワク先生「なんじゃ。」
ひかる「毎日数学の問題をいっぱいやっているんですけど、なかなか点数が上がらないんです。
どうしてなんですか?」
ワクワク先生「いっぱい問題をやっておるからじゃ。」
ひかる「問題をいっぱいやっているから?」
ワクワク先生「そうじゃ。
もう少し正確に言うと、多くの問題を“なんとなく”やっているからなんじゃ。」
ひかる「なんとなく?」
ワクワク先生「そうじゃ。
ひかるが数学の問題を解いている時、なにか意識しながらやっておるか?」
ひかる「いいえ。
特に何も意識していません。
とにかくいっぱい問題を解かないとできるようにならないと思ってやっています。」
ワクワク先生「特に何も意識していないと、勉強をしていてもただの作業になってしまうんじゃ。
問題を解いているのではなくて、手だけが動いていて、ワークに答えを書き込んでいるだけ。
何の発見・気づきもない。
何問やったか、何ページやったか、ただそれだけじゃ。
ひかるがさっき“とにかくいっぱい問題を解かないとできるようにならない”と言っておったが、それはたんなる思いこみにすぎんぞ。」
ひかる「そうなんですか?
とにかくいっぱい問題を解かないとできるようにならないんじゃないんですか?」
ワクワク先生「そんなことはない。
いっぱい問題を解かなくても、“問題が解ける人”になってしまえば、問題は解けるようになる。
逆にいっぱい問題を解いても、“問題が解けない人”のままなら、問題は解けるようにならんじゃろうな。
だから、“どれだけ勉強をしたか”と“問題が解けるかどうか”とは関係ない。
“問題が解ける人になっているかどうか”と“問題が解けるかどうか”が関係しておるんじゃ。
ということは今この瞬間から“問題が解ける人の考え方”“問題が解ける人の感覚”“問題が解ける人の行動”“問題が解ける人の生き方”になってしまえば、問題は簡単に解けるようになるんじゃ。
だから、“問題をどれだけやったか”という量ではなくて、“問題が解ける人はどんな人かな~?”という想像力が大切なんじゃ。
そしてもう一つ大切なのは、子供のような遊び心じゃ。
想像力を使って“問題が解ける人”がイメージできたら、次は“問題が解ける人”そのものになるんじゃよ。
そのためには子供がヒーローになりきるような“遊び心”が必要になってくる。
まだ問題が解けていないにも関わらず、“問題が解ける人の考え方”をして、“問題が解ける人が言う口癖”を言って、“問題が解ける人がする姿勢”で問題を解いて、“問題が解ける人がする行動”をするんじゃ。
そうすればその生き方にふさわしい結果がやってくるじゃろう。
“想像力”と“子供のような遊び心”があれば、勉強なんてすぐにできるようになる。
勉強時間の8割は“どんな自分になりたいかをイメージすること”と“そんな自分になりきること”に使うんじゃ。
そして、そんななりたい自分になった状態で問題を解けばいい。
イメージ&なりきりが8割。
問題を解くのは2割。
勉強をする前はいつも、子供のようにワクワクしながらなりたい自分を妄想し、なりきるんじゃ。
ヒーローのように変身してしまえ。
“いくぞ!へ~んしん、とう!!”
こんなノリでやってしまえ。
なりきって遊べば遊ぶほど勉強はできるようになるんじゃ。
真面目で、深刻で、固くなればなるほど勉強ができないんじゃ。
自分の部屋なら誰も見ていないから、思いっきりなりきれるじゃろ。
ただ家族から“うるさい!”って言われるかもしれんがな♪
これに勝る勉強法はないじゃろうな。」
ひかる「面白そうですね。
さっそく今日家に帰ったらやってみます!
どんな人に変身しようかな~?」
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