数学の勉強をする前にやっておけば、勉強の成果が10倍アップする方法
今日は「数学の勉強をする前にやっておけば、勉強の成果が10倍アップする方法」について話をしたいと思います。
今日はまさとくんと“ワクワク先生”が話をしています。
まさと「 ワクワク先生。」
ワクワク先生「なんじゃ。」
まさと「数学のワークを毎日やっているんですけど、なかなかテストの点数が上がらないんです。
どうしたらいいですか?」
ワクワク先生「まさとに一つ質問をしていいか?」
まさと「はい。」
ワクワク先生「まさとは“毎日ワークをやればテストで点数が取れる”と思っておるのか?」
まさと「もちろん思っています。
毎日ワークをやったらテストで点数が取れるようになるんじゃないんですか?」
ワクワク先生「“ワークの問題を毎日やること”と“テストで点数が取れるようになること”とは何の関係もないんじゃ。
昔流行った言葉があったのう。
“そんなの関係ねぇ~。はい、オッパッピー!”」
まさと「えっ?
関係ないんですか?」
ワクワク先生「そうじゃ。
何の関係もない。」
まさと「じゃあ僕はいったい今まで何をやってきたんですか!」
ワクワク先生「ま~、落ち着け。
テストの点数が上がらなかったのは残念かもしれんが、毎日ワークをやる習慣があるというのはすばらしいことじゃ。
今から勉強の成果が10倍アップする秘訣を伝授するから楽しみにしておくんじゃぞ。」
まさと「勉強の成果が10倍にアップする秘訣ですか?
やった~!
ありがとうございます!!」
ワクワク先生「それでは秘訣を伝授しよう!
その前にまさとが“普段毎日ワークをやっているのにどうしてテストの点数が上がらないか”について話をしよう。
まさとは毎日ワークをやっていると言っていたが、やる前とやった後で何が変わったと思う?」
まさと「ワークを解いて、答え合わせをして、分からない問題が分かったということですかね。
後はワークが終わったということですね。」
ワクワク先生「そんなことではなくて、まさと自身がどう変わったかと聞いておるのじゃ。」
まさと「僕自身ですか?
たぶん変わってないと思います。」
ワクワク先生「ということは勉強をやる前とやった後のまさとは同じということじゃな。」
まさと「そうですね。」
ワクワク先生「だから結果も変わらんのじゃよ。
勉強を頑張ってやっているように見えても、自分自身は変わっていない。
だから結果も変わらない。」
まさと「確かにそうかもしれないですね。
じゃあどうやったら結果が出るようになるんですか?」
ワクワク先生「自分自身を変えることじゃ。
問題を解いている時の自分のリアクションを変えることじゃ。」
まさと「リアクション?」
ワクワク先生「そうじゃ。
まさとは数学の問題を解く時にどんなことを思いながら解いている?」
まさと「“難しそうだな”とか“たぶん解けないだろうな”と思っています。」
ワクワク先生「そのリアクションなら問題は解けんわ。
その状態でいくら多くの問題を解いても、なかなか解けるようにはならんぞ。
問題が解けるようになるには、問題をスラスラ解く人がするリアクションをすることが大切なんじゃ。」
まさと「問題をスラスラ解ける人がするリアクション?」
ワクワク先生「そうじゃ。
例えば、問題を見たときに“これは文章問題だけど方程式の分野だから、絶対に方程式を使うはずでしょ”とか“この分野で習った基本事項って何だったかな”と思うこと。
あとは口癖が“なるほど~”“そういうことか”“習ったことしか出ないから解けるでしょ”。
こんなリアクションをするようになれば、問題がスラスラ解ける人の感覚が分かってくるんじゃ。
そうすると“問題を見たときにあきらめていた自分”から“問題を見たら問題を解いてしまう自分”になってくるんじゃ。
だから、数学の勉強をする前に“問題を解く時にどんなリアクションをしたいか”“どんな問題が出てきてもこんなリアクションをする”ということを決めておくんじゃ。
そして、その決めたリアクションを実際にやりながら問題を解く。
これで問題が解ける人のリアクションを体が覚えて、問題が解ける人そのものになれるんじゃ。
“どれだけワークをしたか”と“問題が解けるようになること”とはいっさい関係ないんじゃ。
“問題を解ける人のようなリアクションになったかどうか”“問題が解ける人になったかどうか”が関係あるんじゃ。
まさとがこれから毎日これを意識してやったら、テストでびっくりするぐらいの点数が取れるようになるぞ。」
まさと「そうなんですね。
今まではただワークをやっていただけでした。
ワクワク先生のおっしゃったことを意識して毎日ワークをしたら、すごいことになりそうですね。
なんかすごい楽しみになってきました♪
よ~し、やってやるぞ~!!」