勉強ができるようになりたい中学生・高校生よ!小学生に戻ろう!
今日は「勉強ができるようになりたい中学生・高校生よ!小学生に戻ろう!」ということについて話をしたいと思います。
今日はけんじくんが“ワクワク先生”と話をしています。
けんじ「 ワクワク先生。」
ワクワク先生「なんじゃ。」
けんじ「数学の方程式の文章問題を解けるようになりたいんですけど、どうしたらいいですか?」
ワクワク先生「簡単じゃ。
方程式を使うのをやめることじゃ。」
けんじ「えっ?
方程式を使うのをやめるんですか?」
ワクワク先生「そうじゃ。
けんじよ、もしこんな問題があったら、どう思う?
たけしくんがスーパーに行って、100円のみかんと150円のりんごを合わせて15個買ったら、代金が3000円でした。みかんとりんごはそれぞれ何個買いましたか?」
けんじ「うわ~、方程式の文章題だ。
Xを使わないといけないから、難しそうだな~。」
ワクワク先生「ほれ見てみろ。
問題をとく前から、もう難しいと思っておる。
“Xのような文字が出てくると難しい”と思うクセになっておるんじゃ。
こんな問題は小学生の方が解けるやつが多いぞ。
けんじのような中学生の方が解けないやつが多いじゃろうな。」
けんじ「そうなんですか?」
ワクワク先生「そうじゃ。
小学生なら方程式なんて知らんから、Xのような文字も使わんわ。
だから難しいともなんとも思わん。
小学生なら“とりあえずみかんの個数を5個にしてみて、合計金額を出してみよう”と考えて、実際に計算をしてみるじゃろうな。
それで、みかんとりんごの個数を少しずつ変えていって、ちょうど3,000円になるところを見つけるじゃろうな。
じゃあ、中学生はどうか。
“方程式の文章題は難しそうだな。何をXとおいて、どんな方程式を作ったらいいか分からないな。
やっぱり解けないな~。”と思って諦めてしまうんじゃ。
小学生なら解けるのに、方程式を学んだ中学生の方が解けない。
いったい何のために学んでおるんじゃ。」
けんじ「確かにそうですね。
小学生なら数字をどんどん当てはめていきますよね。
中学生は問題を見た瞬間に何もせずに諦めてしまいますね。」
ワクワク先生「そうじゃ。
だから方程式なんて使うのをやめろと言ったんじゃ。
方程式なんて使わなくても十分解ける。
“方程式を使うとちょっと楽かな~”ぐらいのもんじゃ。
小学生的発想で、“どうなるかを実際に試してみたり、実験してみたりすることで、自分で解き方に気づく”。
これが大事なんじゃ。
問題文の見た目で解けそうかどうかを決めてしまうと、解けそうにない時に解くのをやめてしまう人になってしまうんじゃ。
頭の中だけで考えて、実際に行動を起こさない人になってしまうんじゃ。
小学生の時は外で遊んだり、問題も数字を当てはめたりして、実際にやってみて体験することが多かった。
それなのに中学・高校と上がるにつれて、公式ばかりを暗記して、“公式を覚えていないと問題が解けない”という変な思いこみが出来上がってしまい、“実際にやってみてどうなるか”ということをやらなくなる。
そりゃあ勉強も面白くなくなるじゃろう。
意味の分からない暗号(公式)を覚えるのに必死になっているだけだからのう。
そんなことをしていても学ぶ喜びなんてないわい。
方程式、公式なんて一度捨ててしまえ。
そして実際にやってみて、“だからこういう公式になったんだ”と気づく方が面白いぞ。
公式なんてない方が学ぶ喜びは大きいぞ。」
けんじ「そうですね。
公式をただ暗記するだけなんて面白くないですね。
僕も実際にやってみて、どうなるかを発見したいです!
学ぶ喜びを体験したいです!」