勉強は頭でやるもんじゃない!体全体を使って味わうものだ!!
今日は「勉強は頭でやるもんじゃない!体全体を使って味わうものだ!!」ということについて話をしたいと思います。
今日もたけしくんが“ワクワク先生”と話をしています。
たけし「 ワクワク先生。」
ワクワク先生「なんじゃ。」
たけし「勉強ができる人って頭がいいですよね。」
ワクワク先生「そんなことないわい。
たけしと変わらんわい。」
たけし「そうなんですか?」
ワクワク先生「そうじゃ。
それより、たけしが思う“頭がいい”っていったい何じゃ?」
たけし「そりゃ、“一回問題を解いたら覚えてしまったり、難しい問題が解ける”のが頭がいいってことじゃないんですか?」
ワクワク先生「じゃあ聞くが、なぜ一回問題を解いたら覚えてしまうと思う?」
たけし「頭の構造が違うからじゃないですか。」
ワクワク先生「頭の構造っていったい何なんじゃ。」
たけし「よく分かりません。」
ワクワク先生「頭の構造は関係ないんじゃ。
頭がいいってこととは関係がないんじゃ。」
たけし「だったら何が違うんですか?」
ワクワク先生「勉強を体全体を使って味わっておるからじゃ。」
たけし「体全体?」
ワクワク先生「そうじゃ。
勉強ができない人は、勉強をしている時に頭だけを使って、“よく分からんな~”“難しいな~”と思っているだけなんじゃ。
頭すら使っていないかもしれんの。」
たけし「確かにそうですね。
でもそれの何がいけないんですか?」
ワクワク先生「別にいけないことではないんじゃよ。
ただいくら勉強をしても身につかんかもしれんな。
どうして身につかんかを知りたいか?」
たけし「はい、知りたいです!」
ワクワク先生「分かった、教えてやろう。
なぜ勉強をしても身につかんかというと、今やっている勉強に参加しておらんからじゃよ。」
たけし「参加していない?」
ワクワク先生「そうじゃ。」
たけし「どういうことですか?」
ワクワク先生「たけし、おまえが学校で授業を受けている時に、いつも参加しておるか?」
たけし「はい、欠席はせずに授業に出ています。」
ワクワク先生「そんなことを聞いているのではないわ。
“頭も体も気持ちも、先生の授業に意識を向けているか”と聞いておるんじゃ。」
たけし「意識は向けていませんね。
“退屈だな~”とか“早く授業が終わらないかな~”って思っています。」
ワクワク先生「それは授業に参加しているとは言わんのじゃ。
ただ授業をしている空間におるだけじゃ。」
たけし「確かにそこにいるだけですね。」
ワクワク先生「勉強も同じじゃ。
問題を解いている時に、 頭も体も気持ちも問題を解くことに意識を向けているか。
問題を考えている時に、頭は“何をしてほしいのかな~”って考えていて、体は考えるポーズをしていて、気持ちは“どうやって解くかを知りたいな~、興味があるな~”って感じている。
それで解き方が分かった時は、頭は“こういう解き方で解くんだな”って納得していて、体は手をあごに当てて“なるほど~”というポーズをして、気持ちは“そうなんだ~、すごいなこの解き方は!めっちゃ勉強になったな~”って感動を覚えている。
これが問題を解くことに参加するということじゃ。
自分のすべてを使って、今やっていることに全力を尽くす。
そして、自分のすべてを使って、今やっていることを味わう。
全身で味わうから、勝手に覚えてしまうんじゃ。
やっていることを中途半端に体験しても面白くないじゃろ。
遊園地に行って、アトラクションに何も乗らずに見ていても面白くないじゃろ。
アトラクションに乗って、思いっきり叫んで、思いっきり味わったらいいんじゃ。
遊んでいる時は、思いっきり遊んで、思いっきり味わう。
ゲームをしている時は、思いっきりゲームをして、思いっきり味わう。
勉強をしている時は、思いっきり勉強をして、思いっきり味わう。
これでいいんじゃ。」
たけし「そうですね。
やるなら思いっきりやった方が面白いですよね。
よ~し、僕もやるからには思いっきり勉強してやるぞ!」