勉強の方法・コツなんて本当はない。できるようになっちゃっただけ。

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今日は「勉強の方法・コツなんて本当はない。できるようになっちゃっただけ。」ということについて話をしたいと思います。

今日は僕と生徒さんとのやりとりから。

生徒さん「実力テストの理科で点数を上げるにはどうしたらいいですか?」

僕「○○さんにちょっと質問をしていい?」

生徒さん「はい。」

僕「○○さんはNMB48が好きだったよね。」

生徒さん「はい、好きです。」

僕「NMB48のメンバーの名前って覚えてる?」

生徒さん「メンバーと研究生も入れて、9割ぐらいは覚えてますね。」

僕「すごいね。
どうやって覚えたの?」

生徒さん「どうやってって言われても。
テレビとかを見ているうちに、勝手に覚えてました。」

僕「それと同じ。」

生徒さん「えっ?
何が同じなんですか?」

僕「“NMB48のメンバーの名前を覚える”のと“理科のテストで点数を取ること”が同じ。」

生徒さん「同じなんですか?」

僕「そう同じ。
もし○○さんが誰かに“NMB48の名前を覚えたいんですけど、どうしたらいいですか?”って聞かれたらどう答える?」

生徒さん「“テレビとか雑誌を見てたら、覚えようとしなくても勝手に覚えちゃう”って答えますね。」

僕「そうでしょ。
覚え方なんてないでしょ。
覚えようとしてないでしょ。」

生徒さん「そうですね。」

僕「勉強も同じなんよ。
僕もよく“どうやって覚えたんですか?”って聞かれることがあるんだけど、“どういうことなんかな~”って興味を持って教科書を読んだりしてたら、勝手に覚えちゃったって感じなんよね。
覚えようっていう気持ちがなかったんだよね。

今から当時を振り返ると、もしかしたら習ったことを口で説明していたり、教科書を何度も読んで理解していたからかもしれないけど、本当のところはよく分からんね。
いつの間にかできるようになっちゃったって感じやからね。

方法じゃなくて感覚的なものかもね。
やっていることに興味を持っていて、やりたくてやっているっていう感覚。

○○さんのNMB48もそうじゃない?
NMB48に興味があって、テレビも雑誌も見たくて見ているから、勝手に覚えちゃう。」

生徒さん「そうですね。」

僕「だから、方法ってそんなに重要ではないのかもしれないね。
大事なのは、やっている時の本人の感覚。
“やっていることに興味を持っていて、やりたくてやっている”のか、“やっていることに興味がなくて、やらされてやっている”のか。

方法なんて本人がいいと思えば、何でもいいんじゃない。
それよりもやっている時の自分の感覚に意識を向けたほうがいいと思うよ。

理科も覚えようとするより、例えば“火山と地震”の分野なら、“どうやって火山ができるのかな~”とか“地震はどうやって伝わっていくのかな~”っていうふうに、その分野自体に興味をもってやったら、どんな方法でも勝手に覚えちゃうと思うよ。」

生徒さん「確かにそうですね。
問題を嫌々解くより、その分野に興味を持ったほうがやってて面白いですし、勝手に覚えちゃいますね。」

僕「そうやね。
やり方にこだわらないで、“今からやることに興味を持ってやるかどうか”だけ意識してればいいんじゃない?」

生徒さん「はい、それでやってみます!」

勉強ができる人から上手くいった方法を聞いたり、成功した人から成功した方法を聞いて同じやり方をしても、上手くいかないことが多いと思います。
おそらくそれは、方法自体に力がないからだと思います。

それよりも、やっている時の感覚がものすごい影響していると思います。
上手くいった人は別の方法でも上手くいっていたと思います。
だって、やっていることにめちゃめちゃ興味があったし、全身全霊で思いっきりやっていたから。
しかも、やっていることに興味があるから、結果に全くこだわっていない。
気がつくと結果が出ちゃった。
そんな感じ。

方法なんてたいしたものではないですよ。
そんなことより、やっている時のあなたの感覚を大事にしましょう!

なので今日はこの質問。

あなたは今やっていることに興味を持っていますか?

あなたは結果ではなくて、今やっていることに意識が向いていますか?

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