“しまった!”こんな時どうする?テスト中の焦りや緊張を解く方法
今日は「 テスト中の焦りや緊張を解く方法」について話をしたいと思います。
今日ももちろん生徒さんとのやりとりから。
生徒さん「テスト中に緊張したり、分からない問題があると焦ってしまうんですけど、どうしたらいいですか?」
僕「焦ったらダメ?」
生徒さん「え?
焦ったらダメじゃないですか。」
僕「なんで?」
生徒さん「だって、焦ったら問題が解けないじゃないですか。」
僕「じゃあ、焦っても問題を解ければOK?」
生徒さん「問題が解ければいいですけど、できれば焦らないようにしたいですね。」
僕「OK。
じゃあ、一つ質問をするね。
○○くんがテスト中に焦ると、どんな感じになる?」
生徒さん「訳がわからなくなって、我を忘れてしまいます。」
僕「じゃあ、焦っても我を忘れないようにする?」
生徒さん「したいです。」
僕「OK。
じゃあ、まず“焦るのは良くないこと”と思うのをやめようか。」
生徒さん「焦るのは良くないんじゃないですか?」
僕「そんなことないよ。
多くの人が“焦るのは良くない”って思いこんでいるだけだよ。
“焦ること=良くないこと”なんて最初から決まってないよ。
“ただ焦った”
それだけ。
だから“焦った”という状況を好きなように見たらいいんよ。
必ずしも“焦ること=良くないこと”って思わなくてもいいよ。
僕が学生時代にやっていた(今でもやってるけど)必殺技を教えてあげようかな。
知りたい?」
生徒さん「知りたいです。」
僕「OK。
じゃあ、教えるね。
その必殺技とは・・・
“自分実況中継”
これだ~!」
生徒さん「“自分実況中継”ですか?」
僕「そう、“自分実況中継”。
どんなことをするかの前に、これをやるために必要なことがあるんよ。」
生徒さん「何ですか?」
僕「“子供のような遊び心”
これがないと、この必殺技は威力が半減するからね。」
生徒さん「分かりました。」
僕「じゃあ、“自分実況中継”の説明をするよ。
何をするかというと、プロレスの解説者がプロレスの試合を実況するように、自分のことを実況するんよ。
例えば、
“さ~、○○選手!問題が解けずに焦っております。
このまま焦り続けるのか?
それとも焦るのやめるのか?
それとも他の手でいくのか?
さ~、どうする?”
みたいな感じ。」
生徒さん「面白いですね♪」
僕「面白いでしょ。
これを“子供のような遊び心”を持って、解説者になりきってやるんよ。
そしたら、焦っても我を忘れることがなくなってくるんよ。
“焦っている自分にどっぷりはまっている”視点から、“焦っている自分を観察している”視点に変わる。
だから、焦っている自分を見れる余裕が生まれてくるんよ。
これに慣れてきたら、“自分がどんな反応をするか”に興味がわいてくるよ。
もし焦っても、“俺は今焦っているんやな”とか“こういう状況になると俺は焦るんだな”ってことに気がついてくる。
面白いよ~。」
生徒さん「やってみます!」
僕「“子供のような遊び心”を忘れないでね~。」
焦った時って、その焦ったことに対して“やばい!”と思ってしまうから、どんどん焦りが大きくなっていきますよね。
でも、ただ焦っただけなので、その状況をただ見ていられるようになれば、必要以上に焦ることはなくなると思います。
ぜひ“自分実況中継”をやってみてくださいね♪