勉強ができる人になって生活が変わっても本当にOKかい?
今日は「勉強ができる人になって生活が変わっても本当にOKなの?」ということについて話をしたいと思います。
今日ももちろん生徒さんとのやりとりから。
生徒さん「今回の期末のテストやばいです。」
僕「何がやばいの?」
生徒さん「英語がやばいんです!」
僕「○○くんは、英語で何点ぐらい取りたいの?」
生徒さん「50点いったらいい方ですかね~。」
僕「何点取れそうかじゃなくて、何点取りたいの?」
生徒さん「何点でもいいんだったら、90点ぐらい取りたいですよ。」
僕「じゃあ90点取る?」
生徒さん「90点なんて取れるんですか?」
僕「取れるよ。
というか、“90点を取っている人”になれるよ。」
生徒さん「90点は取れないんですか?」
僕「もうテストがあさってでしょ。
今の状態から実際に90点を取れるかどうかはどうかは分からんね。
でも、“90点を取れる人”には今からなれるよ。」
生徒さん「そうなんですか?」
僕「そう、なれるよ。
その代わり、一つ覚悟をしておいてほしいことがあるんよ。」
生徒さん「何ですか?」
僕「覚悟できるかな~?」
生徒さん「できますよ!」
僕「ほんとに?」
生徒さん「はい!」
僕「絶対に?」
生徒さん「はい!絶対に!」
僕「OK。
じゃあ、言うよ。
覚悟してほしいことは・・・
“今の自分をやめること”」
生徒さん「???」
僕「今の自分の考え方・口癖・行動を全部やめること。卒業すること。」
生徒さん「やめるんですか?」
僕「そう、やめる。
だから、よく○○くんが言ってる“今回のテストやばいんですよ~”“とか“宿題が全然終わってないんすよ~”を言っている自分とサヨナラするんよ。
勉強できませんキャラを卒業するんよ。
で、“英語って簡単ですね~”とか“もう宿題も終わって、あとはテストで出そうなところを確認するだけですね。余裕~♪”というのが口癖になっている自分になるんよ。
どう?
今までの自分とサヨナラする覚悟はある?」
生徒さん「90点も取りたいですけど、“やばいです!”って言えなくなるのも寂しい気がしますね。」
僕「そうやね。
これが素直な気持ちやと思うよ。
多くの人は“点数を上げたい”“80点を取りたい”とかは思っているんよ。
でも、今の自分は変えたくない。
結果だけ変わってほしい。
なんでやと思う?」
生徒さん「なんでなんですかね~。」
僕「“今の自分”“今の生活”“今の環境”に慣れていて、安心なんよ。
結果は欲しいけど、今の安心ゾーンからは出たくない。」
生徒さん「確かにそうですね。
生活も環境も変わってしまうのは、ちょっと怖いですね。」
僕「そうやね。
だから、目標を立てても実現しにくいのはそこにあると思うんよ。
“目標は立てるけど、自分は変わりたくない”
だから、“目標を実現すること=自分を変えること”なんよ。
自分が変われば、結果も変わる。」
生徒さん「そうですね。」
僕「だから、○○くんがもし90点を取りたいんやったら、“今の自分を卒業して、なりたい自分に変わる”、それを決めることから始めるといいかな。
そのために、“90点を取っている自分がほんとになりたい自分か”を見ていくといいと思うよ。
僕がよく“どうなりたいの?”って聞くのは、それなんよ。
“今の自分を卒業してでもなりたい自分なのか”
そんなになりたいわけでもないんやったら、今の自分の方が安心やから、絶対に変わろうとしないでしょ。
ほんとに今の自分をやめてでもなりたい自分を目標にしてみよう!」
生徒さん「そうですね。
どんな自分になりたいかをイメージしてみます!」
目標を立てても実現しにくいのは、“今の自分をやめたくない”“今の生活・環境を変えたくない”という気持ちがブレーキをかけているからかもしれません。
今の生活の方が安心で、その安心ゾーンから出るのが怖いと思います。
僕は“目標を実現すること=自分を変えること”だと思っているので、まずは今の自分の安心ゾーンから出て、今の自分を少しずつ変える練習をするといいかなって思います。
“いつもと違うところから歯磨きをする”
“いつもと違う道から学校に行く、仕事に行く”
“レストランでいつもと違うメニューを頼んでみる”
などなど、何でもいいのでいつもと違ったことを続けていくと、自分を変えるということに対する抵抗がなくなってくると思います。
そして、自分を変えることが面白くなってくると思います。
そして、“決まった自分がいるんじゃなくて、その時になりたい自分になれるんだ”ってことも感じてもらえると思います。
ぜひやってみてください!