ちょっと待った!高校英語でその勉強法をやると赤点を取っちゃうよ!
今日は「高校英語でその勉強法をやると赤点を取っちゃうかも」ということについて話をしたいと思います。
今日も生徒さんとのやりとりから。
僕「今度の期末テストの目標ってある?」
生徒さん「そうですね、とりあえず英語は赤点は避けたいですね。」
僕「赤点を避けたい?」
生徒さん「そうです、赤点を避けたいんです。」
僕「じゃあ、赤点を避けられているイメージってわく?」
生徒さん「わかないですね。
赤点を取っているイメージならめっちゃわきますけど。」
僕「あかんがな!
赤点を取るイメージがわいてるんやから。
なんで赤点を避けられているイメージがわかないと思う?」
生徒さん「なんでですかね?」
僕「赤点をイメージしてるからなんよ。
“赤点を避けている”ていうのは、バリバリ赤点を意識しているんよ。
例えば、○○くん。
今から、りんごを絶対にイメージしたらあかんよ。
OK?」
生徒さん「分かりました。」
僕「絶対に真っ赤で美味しそうなりんごをイメージしたらあかんよ。」
生徒さん「そんなに言われたら、イメージしちゃいますよ。」
僕「そうやろ。
これと同じやねん。
イメージしないでおこうと思えば思うほど、イメージしちゃうんよ。
赤点を避けるぞ~と思えば思うほど、赤点をイメージしちゃう。」
生徒さん「ほんとですね。」
僕「“赤点を避けたい”と“赤点を取りたい”はどっちも赤点を意識してるから、同じやねん。
恐ろしいやろ~。
“赤点を避けたい”という目標を立てると、“赤点”が実現しちゃうんよ。
だから、“赤点を避けたい”っていう目標はやめといた方がいいかな。
だって、いつも80点を取っている人は、“赤点を避けよう”なんて思ってないし、赤点という言葉が出てくることはないわ。」
生徒さん「確かにそうですね。
逆に僕は、80点なんて言葉が出てくることはないですね。」
僕「そうやね。
自分が意識している世界・自分がイメージしている世界が実現しちゃうんよ。
だから、目標を決めたり、イメージするときは、“~を避けられますように”とか“~が起こりませんように”にしないほうがいいね。
それだと、~が実現しちゃうから。
そうじゃなくて、“~な自分になっている”とか“毎日~な生活をして楽しんでいる”の方がいいね。」
生徒さん「そうですね。
“赤点を避けたい”っていう目標はやめときます。」
僕「そうやね。
じゃあ、質問するね。
理想の○○くんなら、期末テスト中、どんな風に問題を解いている?
理想の○○くんなら、普段どんな気持ちで英語の勉強をしている?」
生徒さん「そうですね。
問題文を読んだら、“何をしたらいいか”がすぐに分かっていると思います。
英語の勉強をしている時も、“習った文法をどういう時に使うのかな~”って興味を持ちながらやっていると思います。」
僕「いいね~。
じゃあ、それを目標にしよう。
今から、問題文を読んだら、“何をしたらいいか”を意識して、“習った文法をどういう時に使うのかな~”って興味を持ちながらやってみよう。
そしたら、赤点なんて無縁の世界に行けるよ~♪」
生徒さん「そうですね、やってみます!」
苦手教科で“赤点を取らなければOK!”“赤点を避けたい”という目標を立てる人が結構いるんです。
でも、これって赤点をめちゃめちゃ意識しているので、赤点を取っている自分のイメージがものすごいわいてくるんです。
だから、赤点を取りたくないのに、赤点を呼び寄せてしまう。
何も気にしなければいいのに、“失敗しないでおこう”と思った瞬間、失敗に意識がいって、実際に失敗してしまうみたいな。
だから、なりたくない自分はイメージしないで、“なりたい自分”をイメージするようにしましょう。
そして、“理想の自分なら、普段どんなことを考えて、どんな気持ちで、どんな行動をしているか”をイメージして、実際になりきってやるだけです。
シンプルにいきましょう!