大学受験に失敗したらっていうストーリーを勝手に作ってないかい?
今日は「大学受験に失敗したらっていうストーリーを勝手に作ってない?」という話をしたいと思います。
今日も生徒さんとの会話から。
生徒さん「最近なんか不安なんですよね~。」
僕「何が不安なの?」
生徒さん「このままいったら、受験に失敗して、俺の人生がめちゃくちゃになっちゃうんじゃないか、ってふと思う時があるんですよ。」
僕「受験に失敗するってどういうこと?」
生徒さん「数学はだいぶ上がってきたんですけど、このままだと志望大学の○○大学にいけないんじゃないかなと。
で、行きたくもない△△大学に行くはめになって、親に“こんなにお金をかけてもらってるのに申し訳ないな”と思うんじゃないかな。
それで就職もたいした大学を出てないから、就職難でなかなか決まらず、フリーターになってしまう。
給料もそんなにもらえないから、買いたいものも我慢しないといけないわ。
やりたいこと何にもできんやんか。
あ~、終わりや。そんなことになったら。」
僕「すごいストーリーやね。
めちゃイメージしてるやん。すごいわ。
気持ちも入ってたし、すらすらストーリーを語ってたね。」
生徒さん「そんなことになったら、やばいじゃないですか?」
僕「そんなことになるつもりなん?」
生徒さん「絶対に嫌です。」
僕「じゃ、そんな想像やめとく?」
生徒さん「やめたいです。」
僕「ちなみに逆の想像も同じくらいやってるの?」
生徒さん「逆の想像ですか?」
僕「そう。
例えば、このまま数学の成績が上がり続けて、学校で一番になっちゃう。
そしたら、学校のみんなに注目されて、“すごいね~、天才やね○○くんは”と言われるようになっちゃう。
宿題を出さなくても、学校の先生も何にも言わない。
授業中に寝てても、先生は“昨日頑張って勉強してだんだな。今日はゆっくり寝かせてやろう”とお咎めなし。
受験の時期になっても、先生から“○○、頼む。お前の成績やったら、東大に入れるからぜひ受けてくれ”って言われちゃう。
でも、“先生、お気持ちは嬉しいんですけど、僕は○○大学に行きたいので、東大は受けません”って答えてる。
“かっこいいやん、俺”みたいな。」
生徒さん「最高ですね。」
僕「でも、こんな最高のストーリーを想像しても、その時に“絶対に無理やろ”って思わない?」
生徒さん「思います。」
僕「そうやろ。
“そんなの想像だけで、絶対に無理やろ”って思うやろ。
ネガティブなストーリーを想像している時はどう?」
生徒さん「“なってしまいそう”と思います。
めっちゃリアルに感じます。」
僕「そうやろ。
ネガティブなストーリーの方だけは、なんか“なりそう”って思ってしまうんよね。
“そんなん起こらんやろ”“絶対に無理やろ”とは思わんのよ。
どっちの想像も平等に扱わんと。
ネガティブな方に肩入れしすぎやん。
それやったら、どっちも“そんなん起こらんやろ”と思うか、“どっちも起こるやろな”にしてあげんと。
ちなみに僕は“どっちも起こるやろな”と思うかな。」
生徒さん「それだったら、ネガティブな方も起こりませんか?」
僕「そう思うやろ?
でも不思議と起こらんのよ。
僕はいつもこんな感覚でいるかな。
どっちも実現する可能性を持ってて、どっちも実現することができる。
どっちが良いか悪いかはなくて、ただ僕はこっちの方が好みやからこっちを実現しよう。
こっちの方が面白そうやし、楽しそうやから。
それで、実現したい方の自分を今からなりきってやると、実現しちゃうんよ。
“どっちも実現しない、無理”って思うと、なんか自分の可能性がなくなる気がするから、僕はやらないかな。
“どっちも実現することができる”って思う方が、自分の可能性が広がる感じがするし、自分の力を感じることができるね。
これは好みやけど、どっちかのストーリーに肩入れしないであげてね♪」
生徒さん「分かりました。
“どっちもできるんだ”思って、好きな方を選びます。」
僕「いいね、やってみよう!」
ふと気がつくと、ネガティブなストーリーを作ってしまっていることってないですか?
しかも、そのストーリーを自分で広げていって、自分で勝手にしんどくなってしまうことも。
逆に楽しい想像は“こんなの無理でしょ”と思って、早々とやめてしまう。
これは多くの人が持っているクセだと思います。
どちらの想像も同じように扱ってあげてくださいね。
ネガティブな想像がそこまで細かくリアルにできるということは、ポジティブな想像も同じくらいリアルにできるということですからね。
あなたが想像できることは何でも実現することができます。
あとはあなたが何を実現したいかを選ぶだけです。
どうせ実現するなら、あなたが好む方を実現したいですよね。
だったら、“どんなことも実現することができるけど、こっちの方が好みだからこっちにしよう”という感覚で、今からなりたい自分になりましょう!
なりたい自分になることに意識を向ける時間を一分一秒でも増やしましょう!