目標を達成する方法を追いかけすぎて、大事なこれを忘れていない?

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今日は「目標を達成する方法も大事だけど、これを忘れちゃいけないよ」ということを話したいと思います。

今日も生徒さんとの会話から。

生徒さん「俺、数学で学年で一番になりたいんですよ。」

僕「いいね、なっちゃう?」

生徒さん「どうやったらなれますか?」

僕「方法はいっぱいあるよ。
“問題集を10回やる”とか“口で何度も説明して、問題を見たら解き方がスラスラ言えるようになる”とかね。」

生徒さん「どれをやればいいですか?」

僕「問題集を10回やる?」

生徒さん「そんなにいっぱいやりたくないですね。」

僕「毎回、解き方を口で僕に説明してくれる?」

生徒さん「なんかツッこまれそうで嫌ですね。」

僕「じゃあ、今の状態やとたぶん、何をやっても一番になれんかも。」

生徒さん「なんでですか?」

僕「“一番になる”ということに対して、まだ腹をくくれていないから。

生徒さん「腹をくくる?」

僕「そう。
○○くんは、“一番になりたいな~”って思ってるけど、“一番になること”に腹をくくれていない。
覚悟が決まっていないんよ。

別に“腹をくくる”“覚悟を決める”って言っても、硬い感じではなくて、要は“自分が一番になることを自分にOKを出せているかどうか”なんよ。」

生徒さん「OKを出せているかどうかですか?」

僕「そう。
いくら頑張って勉強をしても、もし“自分なんかが一番になってもいいのかな”とか“一番になったら、注目されるし、大丈夫かな~”と思っていたら、自分で一番になることに対してストップをかけちゃうんよ。

だから、方法も大事やけど、“自分が目標を実現していることに対してOKを出す”、これもめちゃめちゃ大事なんよ。」

生徒さん「俺、一番になりたいけど、“自分には絶対無理や”って思ってました。
そら、そんなことを思ってたら、一番になんかなれないですよね。」

僕「そうやね。
だから、方法も大事やけど、“自分が一番になったら、どんな生活をしているかな?”とか“普段どんなことを考えたり、どんなことを感じているかな?”っていうことをイメージするのも大事なんよ。

だって、一番になったら、今と全然違う習慣になっているし、環境も変わってくるよ。

“この問題はどうやって解くんかな?あ~、そうやって解くんか。なるほど~。”って言いながら勉強しているかもしれんし、
“先生の説明してるポイントは何かな?”って思いながら授業を聞いているかもしれんよ。

クラスの子に“○○くん、教えて?”“何でそんなに数学ができるん?やり方を教えてよ。”って言われるかもしれんで。
そしたら、当然教えてあげるやろ。

今と生き方がガラッと変わってくるで。

生徒さん「ほんとですね。
そこまで考えてなかったです。」

僕「“一番を取ることに対してOKを出す”っていうのは、そういうことやよ。
数学が一番の人として生きるってこと。
それにすごいワクワクして、“一番の人として生きる”って決めたら、どんな方法でも一番になれるよ。」

生徒さん「そうですね。
もっと一番になっているところをイメージして、どんな自分になりたいかをはっきりしてみます。」

僕「いいね、まずはそれから始めよう!」

目標を実現したいな~と思ったら、方法ももちろん大事ですけど、“本当に自分がその目標を実現したいのか”“自分が目標を実現していることにOKを出せているか”“生き方も環境もガラリと変わってしまうことに対してOKを出せているか”も大切だと思います。

自分でOKを出せていないことはなかなか実現できないと思います。
だって、自分でブレーキを踏んでしまうから。
いくら頑張って目標に向かってアクセルを踏んでも、ブレーキを踏んで、サイドブレーキもかけていたら、なかなか前に進まないですよね。

だから、自分にOKを出してあげて、ブレーキを離しましょう。
そしたら、頑張らなくても目標に向かって進んで行きますから。

そこで今日はこの質問。

あなたがもし、目標を実現したら、どんな生き方をしていて、どんな環境になっていますか?

あなたが目標を実現することに対して、OKを出せていますか?

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